寿司職人歴50年以上の鮨勝さんと豊洲築地の問題や現状を取材
寿司職人50年以上、70歳。
週に3日朝4時半から河岸に向かい仕入れをされています。
築地の市場は閉鎖されてなくなったと思っていましたが、
築地にいた人が新しく魚河岸を作ったようです。
しかしすでに3割くらいの店が閉めてしまったという。
8時まではプロ専用の場内市場だがプロが仕入れに来ない
観光客が来るのを待つしかないのだと。
では問題になっていた豊洲市場の現状はどうかというと
こちらも閉める店が多いのだという。
一番問題に感じたのは駐車場の少なさで、朝5時半の時点で入場に10台以上が並んでいた。
規模的には今の4、5倍は必要だという。
さらに駐車場は10分100円で毎月仕入れに来るだけでそれなりの費用がかかる。
また汚染から海の水を使えないようで水道水を海水に変えている費用もかかる、
確かに昔のように水を凍りを勢いよくバシャバシャしている光景はない。
おかしなくらい水のない市場になった。
本来プロ向けの市場を観光客向けのイベントホールみたいにしてしまった、
働く人を優先していないから店舗だけでなく、そこに仕入れに来る職人さんもやっていけなくなり辞めている人が多いのだと。
「すごい大金払ってあんな汚い土地買って整備にもお金かかって・・
今の技術があれば築地を壊しながら改修することはできたはずなんです、そうすれば皆幸せだったんですよ。」
70歳の寿司職人はそう嘆いていたが、文句を言ってもしょうがないと豊洲市場に通っている。
0コメント